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老人クラブの活動

シニアクラブ掛川 寿永会「ふれあい農園」の活動

2014年09月19日
西部
シニアクラブ掛川 「ふれあい農園」の活動
掛川市大須賀地区大渕の寿永会(会長:河井 誠さん)の11名が参加する「ふれあい農園」(代表者:小林 哲也さん)では、地域特産物を生かした生産活動をしています。
遠州横須賀には約230年前に土佐藩から栽培、製造法が伝わったとされる砂糖「横須賀白」があります。藩の保護政策のなくなった明治以降、安い外国産に押され地域でのサトウキビ栽培、製糖業は衰え、昭和30年代には消滅してしまいました。平成に入り、町おこし事業の一環として数名のグループが、地域に残るわずかなサトウキビウから苗を育て、7アールの畑に植え付けすることから始まったのが、今の「よこすか・しろ」です。一旦は完全な事業化に成功したかに見えた製糖産業でしたが、栽培者の高齢化、製糖技術者の高齢化等いくつかの問題で、伝統製法の継承が危ぶまれる状況となってしまいました。そのような中で、大須賀町商工会が再移管を受け地域全体を巻き込んだ、地域プロジェクトとして再スタートしました。
「ふれあい農園」では、大渕小学校児童、おおぶち保育園児、ウェル草笛入所者とともにふれあい、収穫の喜びを体験し、世代交流の絆を深めるための事業として行っています。
収穫されたサトウキビを地域プロジェクトに乗せ「よこすか・しろ」に加工し販売益をクラブの活動費の足しとしている。取材に伺った際、1年間に渡る苗起しから収穫、加工までの大変さについてお聞きすると「ふれあい農園」の長老加藤 信夫さんが「先輩たちの残した伝統、伝えて行かなきゃ、あの砂糖で煮付けると魚も野菜も美味いんだよ!」とニッコリされた。とても暖かな笑顔に、これからの活動の継続に、期待を感じた。

            


      


         


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